スマイルMFTブログ
兵庫県保険医協会主催「口腔機能実地指導料の施設基準研究会」に登壇しました

兵庫県保健医協会様主催の「口腔機能実地指導料の施設基準研究会」にて、講演の機会をいただきました。
当日は、330名の方がご参加され、口腔機能への関心の高さを改めて実感しました。
はじめに、川村一喜先生より、「口腔機能発達不全症および口腔機能低下症の診断の概要、検査方法」についてご講演があり、
続いて熊谷が「訓練法、実地指導方法と評価など(入院患者や在宅・施設療養患者への対応を含む)」についてお話いたしました。
令和8年6月診療報酬改定と歯科衛生士の役割
令和8年6月の診療報酬改定に伴い、歯科衛生士の役割は大きく変化しようとしています。
今回、歯科衛生士に初めて施設基準が設けられたことは、単なる制度の変更というだけではなく、
「口腔機能の評価と指導」を担う専門職としての位置付けが、明確になったことを意味します。
これまで以上に、診療の中で主体的に関わり、評価から指導までになっていくことが求められる時代に入ったと感じています。
今回お伝えした内容
講演では、以下の内容を中心にお話させていただきました。
- 口腔機能の基本的な考え方(呼吸・嚥下・咀嚼)
- 口腔機能発達不全症・口腔機能低下症の理解
- 検査および評価のポイント
- 訓練(トレーニング)の考え方と進め方
- 実地指導として臨床にどのように落とし込むか
制度を理解するだけではなく、”現場で実際にどう活かすか”という視点を大切にお伝えしました。
なぜ「評価」が最優先なのか
今回特に強調したのは、「トレーニングありきではなく、評価が先にある」という点です。
なぜその状態になっているのか。
どの機能に問題があるのか。
どの順番でアプローチすべきか。
これらが整理されていない状態でトレーニングを行っても、本来の機能改善にはつながりません。
評価こそが、すべてのスタートであり、診療の質を左右する重要なプロセスです。
評価の重要性については、「MFT成功の鍵!結果を出すのは〇〇できる人」のYouTubeでも話をしていますので、よかったらそちらをご覧ください。
口腔機能における歯科衛生士の専門性
口腔機能管理は、歯科医師の診断のもと、歯科衛生士が評価し、指導を構築していく分野です。
今後ますます重要になっていくと感じています。
講演の最後に、兵庫県保健医協会 川村雅之歯科部会長がおっしゃっていたことが、とても印象的でした。
「今回の保健医協会での学びを、スタートとして学び続けてほしい」と
まさにその通りで、一度話を聞いただけで、すぐに実践できるものではありません。
トレーニングを”教える”ことが目的ではなく、患者さん一人ひとりの状態に合わせて評価し、適切な指導を行うこと。
それこそが、これからの歯科衛生士に求められている役割であり、実地指導の施設基準が歯科衛生士に設けられた意味でもあると考えています。
私自身も、臨床で実践につながる形にこだわりながら、発信や、セミナー活動を継続していきます。
尚、兵庫県保健医協会の口腔機能実地指導料施設基準研修会は、7月12日(日)、9月13日(日)にも開催予定です。
詳細は兵庫県保健医協会へお問い合わせください。