スマイルMFTブログ
できるだけコストを抑えて、子どもに歯の矯正させるには?
歯並びが悪くなる原因
歯並びが悪いからすぐに治療ではなく、まずは原因を考えてみましょう✋
このお子さんは、実は・・・下の唇を上の前歯で噛む癖と、飲み込む時に舌を前に突き出すくせが治らずにこの歯並びになってしまったのです。
えーーーーーっ?!そんなことで歯並び悪くなるん??って思いますよね?
なるんですよ!!それが!!ちょっとした癖で悪くなってしまうのです!これはお子さんだけではなく、大人でも一緒です。
例えば頬杖ついていたりとかしても歯って簡単に動きますから・・😱😱
ぎく!!🗯ご自身の歯並びもきになりました?大人の歯並びが悪くなる原因や、予防に関してはまた別の機会にお話ししますね。
話をもどして・・・私たちの歯並びは、唇やほっぺたなど歯の外側から中に押す力と、歯の内側から舌で外へ押す力、このバランスの中に歯は並んでいます。
舌の力が強すぎると歯を外側へ押して前歯がでたりしますし、逆に唇の力が強いと歯は内側に倒れていきます。
つまり、歯はバランスの取れたほっぺたや唇、舌の中であれば、歯は正しく並ぶってことです☝
皆さん、このお子さんのしていたようなことを実際にしてみてもらっていいですか?
下の唇を上の前歯で噛む、そうすると、上のくちびるは開いて、上の前歯の裏側は下の唇で押している感じがしませんか?
ほら!!前歯が出てしまう!
そうすると、癖って無意識におこなっているので、その癖が無意識にずっと行われているだけでどんどん歯は外側に押し出されていって、飲み込む時も前歯を舌で押して飲み込むことでこの歯並びになってしまったのです。
これは「自分の間違った筋肉の力が、歯並びが悪くする一種の矯正装置」になってしまったということです。
悪くなったことを直すには?
今回このように悪くなった状態を現時点で治す方法は2つあります。
- 日中はMFT(口腔筋機能療法)と夜間は道具を使う
- 一日中道具を使う
1つ目は、日中はご自身でMFT(口腔筋機能療法)トレーニングを行なって自分自身のお口の機能で歯並びを良くする。夜間は寝ていて無意識なので簡単な道具に頼る。
こうすることで原因となる癖や、唇、舌を排除する。その結果、歯は正しい位置に自然に動いて綺麗になります👍
MFT(口腔筋機能療法)について知らない、聞いたことがない!なとか知らない方は、「宇宙一わかりやすいMFT」動画でお話しているのでこちらを見てくださいね✋
2つ目の一日中道具を使う。これはすなわち、ワイヤーとかを使った一般的な歯の矯正ですね。
この2つでどちらがコストを抑えられるか、それは1つ目です。
具体的にどんなことをするの?
具体的には日中は舌を上のあごにつけて、唇を閉じるようにしたり、正しい飲み込み方のMFTトレーニングしました。夜間はお口の中に、唇やほっぺた、舌を排除するマウスピースのような道具をお口の中に入れて口テープを貼って寝る。これだけです。ほぼ、痛みもありません。
これで原因が取り除けます。そうすると・・ジャーン!!
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原因を取り除いただけで、勝手に歯が正しい位置に動いて来て治ります。この間、なんと1年!!
めっちゃくちゃ、すごくないですか?
こうなれば、歯を抜いたりとか、高額な矯正治療をしなくてもすみます🙂
すなわちこれは、なったことを治す対症療法と、なった原因を治す原因療法の2つを行うので、今後歯並びを悪くなるリスクもさげることもできます👍
もちろん、トレーニングをしない、夜間に装置を入れることができないってなると、固定式装置になって費用も嵩んでしまいます。このお子さんのように、がんばってくれると将来大きな治療にならなくてすみますね。たとえなったとしても、最小限の治療で済むことが多いです。
大人の歯に生え変わってからも、矯正はできますが・・そうなれば100%本格的に矯正治療が必要になります。
大きくなったら治るかな?って何もしないで待っているよりも、今できることを行なってそれでも本格的な矯正治療が必要であればする。もちろん必要なければしなくてすみます。
将来悪くなることが予想できれば、悪くなることを予防してみる価値がありますよね?
今日はいろいろな方法の中から、7歳の男の子が、できるだけコストを抑えて歯並びが良くなった!のには、こんな方法があるということをお伝えさせていただきました。
次回は大人の歯並びが悪くなる原因やそして悪くならないようにどう予防したらいいかについてお話しようと思います。