スマイルMFTブログ
歯並びは遺伝すると思っている方、MFTで歯並びをよくするためにまずやること。
お子さんの歯並びで心配なことは?
・ご自身やご家族の歯並びが悪いからうちの子も心配
・乳歯がガタガタしている
・大人の歯が変なところから生えてきた!
・指しゃぶりしていると、出っ歯になると聞いたことがあるんだけど、指しゃぶりがやめられない
・下のあごをだすくせがある
など、多くの心配事がありますね。
そんな多くの方が思っていることは・・・
歯並びは遺伝だから・・・そんなことないですよ!(諦めないでください)
歯並びの原因で遺伝はなんと!2〜3割なのです。
残りの7〜8割は環境によるものです。
では環境によるものとは何か?
- 口がぽかんと開いてる
- 飲み込むときに口の周りに力が入ってる
- 食べる時にくちゃくちゃ音が出る
- 注意してもしても猫背で姿勢が悪い
- 口で呼吸している
- 早食いをしている
- 横向き、うつ伏せ寝をしている
- よく噛んでいない
などの生活習慣やくせによるものをいいます。
下のお子さんは、MFTトレーニングと、クセを直し、夜は筋肉のバランスをとる装置をいれて寝るだけで勝手に歯が動きました。
ということは、生活習慣やくせを整えてあげて、7〜8割の歯ならびにしちゃいましょう!!
ここで豆知識をひとつ
私たちのあごは、成長すれば勝手に大きくなっていくわけではありません。
ここで、知ってていただきたいのは上のあごと下のあごの構造の違いです。
一見、同じように見えますが、上のあごは頭とつながっているので「縫合」といって骨のつなぎ目があります。(なので、変な話もちろん限界はありますが、どこまででも広がります)
一方、下のあごは上のあごにぶら下がってるだけです。骨のつなぎめはありません。なので広がると言うよりは内側に倒れて生えて来る歯を起こすしかないのです。
私たちは日常、食事をするときに、上のあごに下あごを突き上げて噛んでいます。
そして噛んだものをベロの上に集めて、上のあごにくっつけてごっくんと飲み込んでいます。
この飲み込むっていう動作を人は、1日2,000回〜3,000回って行っています!
赤ちゃんのときには吸啜窩(きゅうてつか)という上のあごにくぼみがあって、そのくぼみに乳首を押しあててベロでしごいて飲んでいます。
その後離乳食を経て、吸う→飲む→食べることを学んで正しく飲み込んでいくことで上のあごはベロで、1日2,000~3,000回しごかれて深かった上のあごのくぼみは、浅くなり、横に広がって上のあごが成長していくのです。
上のあごが広がると今度は下のあごは、噛むことによってい内側に倒れていた歯が起き上がっていって広がります。
つまり正しく飲み込むことで上のあごは広がり、
正しく噛むことで下のあごが育つのです。
なので、歯並びを綺麗にしたいと思ったらまずは正しく飲み込んで、ただしく噛んでいくことが大事になるわけです。
それにはまず、上のあごにベロの先が正しい位置につけれることが大切です。
ではここでチェック! 2つ!
1.お子さんのベロはいつもどこにありますか?
①上のあごについてる
②上下の前歯の間にある
③下の前歯の裏側にある
正解は、①!上のあごです!
2.お子さんに「イー」のお口をしてもらって、お口が見えるように唇を指で広げてあげて、
そのままツバをごっくんと飲み込んでもらってよーく観察してみてください。
- ベロがでてきた
- 唇を閉じようとした、または唇を閉じた
場合はベロは正しい飲み込む動きができていません!!
ベロの正しい位置はここ! スポット
正しいつけかた
ベロの先を上のあごの少しふくらんでいるところを触るようにしましょう。
間違ったつけかた
ベロの先が曲がってしまっている。
この位置はとっても大事です。前歯には絶対に触らないようにしてくださいね!
次回は、ベロで正しく飲み込んでいくためのトレーニングへ続きます。