スマイルMFTブログ
皆さん、正しい飲み込み(嚥下)できていますか?
こんな人は正しい飲み込み(嚥下)ができていないかも!?
- 飲み込む時に口の周りにシワがよる
- 粉薬が飲めなかったり、粒やカプセル状の薬が一度に飲めない
- 早食い
- ほうれい線が深い
- むせることがある
正しい飲み込み方をしていないとどうなるの??
誤嚥性肺炎になってしまう可能性があります
誤嚥性肺炎とは?
通常は、飲み込む(嚥下する)と口から食道を通って胃に入っていきます。しかし嚥下機能が低下すると、食べ物などが口から気管に入ってしまうことがあります。これが誤嚥(ごえん)です。誤嚥性肺炎は、細菌が唾液や食べ物などと一緒に誤って、気管支や肺に入ることで発症する疾患です。
日本における全人口の死亡原因は、1位はガン、2位は心疾患、3位は肺炎です。
そして肺炎が原因で亡くなる高齢者のうち、最も多いのが「誤嚥性肺炎」です。
では、将来誤嚥性肺炎にならない正しい飲み方とは?
まずはチェックしてみましょう!
飲み物を用意してください。
- お水をお口に含みます
- 「イー」の口にします(この時に唇は閉じないようにしてくださいね)
- 「イー」の口のまま、唇を閉じないで下を向いてごっくんと飲み込んでみてください
(この時、唇は閉じないようにしましょう!)
飲み込めましたか?
飲み込めなかった人も、飲み込めたか飲み込めなかったか怪しい人もストロー1本でできる簡単のみこみトレーニング!!
準備するもの・・・ストロー1本
- 姿勢を良くします
- 下の先を上のあごにつけます
- ストローを横にして、上の前歯の真ん中から数えて3本目と4本目の間に置きます
- 奥歯を噛みます(この時、ストローの上に舌の先が乗っているようにしましょう)
- このまま、「イー」の口で唇を開けたまま、つばをごっくんと飲み込みましょう
どうですか?
舌が上のあごについて飲み込んだ感触がわかりましたか?
このように、上のあごに舌がついて飲み込んでいくこれが正しい飲み込みかたです。
ポイントは、飲み込む時に舌が前後に動くのではなく上下に動くこと!
つまり、飲み込む時に舌が上下に動くことによって、喉頭(こうとう)が挙上されると気道は蓋をされて、食べ物は開いた食道にながれていきます。うまく喉頭が挙上されないと食道がうまく開かず気道に誤って入ってしまい誤嚥してしまうのです。
若いうちは正しく飲み込みができていなくても、今日している周りの筋肉がカバーしてくれて誤嚥しません。
けれど、年齢を重ねると周りの筋肉も衰えてしまうので「むせる!」などの症状が出て、誤嚥につながっていきます。
今から、正しく飲み込んでおくことで将来、誤嚥性肺炎にならないように予防できます!
テレビを見る時、携帯チェックしてる時、パソコンに向かっている時、家事しながら、勉強している時にポスチャーしながら、正しく飲み込む練習をしましょう。